タンナーゼ

  • 食品加工用酵素
タンナーゼ

茶飲料の混濁を防止する分解酵素

醸造に広く使用されている麹菌（Aspergillus oryzae）が産生する茶飲料加工用酵素です。

特徴
  • カフェインとカテキンの結合に関わる「没食子酸」をカテキンから切り離し、クリームダウンを防ぎます。
  • カフェインやカテキンは失われないため、お茶のうまみやコクはそのままに、すっきり透明な茶飲料ができあがります。
  • Halal（ハラル）認証を取得しております。
  • タンナーゼKTFHおよびタンナーゼKT05RはKosher(コーシャー)を取得しております。

タンナーゼ

作用

  • タンナーゼはガレート体カテキンをカテキンと没食子酸に切り離す酵素

タンナーゼの作用

有効性

①茶飲料の混濁（クリームダウン）防止　

コクをそのまま透明に

混濁防止 タンナーゼ

②茶抽出収率の向上

製造効率を上げる

  • 製造工程中に濃縮、固液分離工程がある場合、不溶性物質は除去される。（茶成貴重な分が取り除かれ、収率の低下）
  • タンナーゼを添加することで、不溶性物質を減らして、回収率が向上する。

不溶性 タンナーゼ


③呈味改善

お茶の苦みをまろやかに

  • 苦い茶成分(EGCg)を、さほど苦くない茶成分(EGC、没食子酸)に変換することにより、茶の呈味の改善が可能。

呈味改善　タンナーゼ

使用実績

  • 茶飲料 タンナーゼ

    茶飲料
    （緑茶、紅茶、ウーロン茶等）

  • コーヒー飲料 タンナーゼ

    コーヒー飲料

  • 果汁飲料 タンナーゼ

    果汁飲料

商品情報

規格項目

 製品名
タンナーゼ-KTFHR タンナーゼ-KT05R タンナーゼ-KT50R
規格値 ≧500U/g ≧5.0KU/g ≧50KU/g
性状 灰白色の粉末でにおいがない 灰白色の粉末でにおいがない 淡褐色の粉末でにおいがない
乾燥減量(%) ≦5 ≦5 ≦10
入れ目 1kg 100g/1kg 400g
強熱残分(%) ≦1 ≦1 ≦5
一般生菌数(CFU/g) ≦1×10³ ≦1×10³ ≦1×10³
大腸菌群 陰性 陰性 陰性
大腸菌 陰性 陰性 陰性
サルモネラ 陰性 陰性 陰性
鉛(µg/g) ≦5 ≦5 ≦5
ヒ素(µg/g) ≦1 ≦1 ≦2
保存方法 10℃以下にして遮光して保存
品質保証期限 製造日より2年間(未開封時)

活性値

1単位(U)は、pH5.5、30℃において、タンニン酸のエステル結合を、

1分間に1µmole加水分解させる酵素量とする。

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